心理カウンセリング「ほっ」とＴｉｍｅ

あなたの心の中で犠牲になっている感情や思いはありませんか？
しかしそんな事を突然言われてもピンとこないかもしれません。

それではあなたが許せないと思う人や、受け入れたくない（何となく嫌だ）と思う人達はどんな人ですか？
そしてその人の特徴はどんなものでしょうか？
どんな感情や思いを自由に表現しているでしょうか？

鼻に付く他人の態度や行動（感情や思い）のなかに、あなたが封印した感情や思いがあります。
例えば上手に人に甘えて、要領よく振舞っている人を見て、やたらイライラしたり避けたくなる時、あなたの中に本当は人に甘えたいのに、上手に甘えられない自分がいたりします。

この思いや感情は、あなたがそれをしたくてもできない今や、それができなかった過去にあるかもしれません。またそれは幼い頃自分が決めた家族の中での立ち居地が影響しているのかもしれません。

例えば、両親の仲が悪かったり、家族の中に何か不調和な問題がある時、自分がこの家族を守っていこうと思ったり、父親や母親を守っていこうと考える子供がいます。そしてこの立場をとり続けた人達は、自分の甘えの感情を犠牲にしてしまいます。逆に言えば、自分の甘えたい気持ちを犠牲にしても家族や両親を守りたいと思ってきた逞しい精神の持ち主です。

その為いつの間にか自分自身が甘えたい感情や思いを心の奥に封印し、一生懸命人のために尽くします。
そしてある時限界が来て、とても疲れたり、何もしたくなくなったり、もういい加減にしてくれ！と叫びたくなったりします。でもなんで自分がこんなに辛いのかよく分かりません。こんな自分じゃダメだと又自分を奮い立たせてがんばろうとしますが、自分に対して・人に対してイライラしたり、どうにも気力が湧いて来なくて困ってしまうようなことになってしまいがちです。

こんな症状が出た時は、自分の甘えが満たされていないのだということを自覚し、甘えたい自分自身の存在（この存在をインナーチャイルドという）とゆっくりと対話をしていく事が大切です。本当はどうしたいのかを聞き、できるだけその存在（インナーチャイルド）の気持ちを尊重した行動をすることが大切です。

インナーチャイルドが休みたいたいと言うようであれば、できるだけ休養し、遊びたいというなら遊ぶ時間を設け、人と話がしたいというなら、コミュニケーションの時間を持つようにします。これを無視し続けると次の警告が表れるようになります。病気などの身体症状や、人間関係の不調和、また自分の子供が様々な問題を起こしたり、経済の問題が発生したりすることがあります。

インナーチャイルドの声を聴きにくい方は、インナーチャイルドと自分との間に感情ブロックが存在していますので、そのブロックを外すか、または外す許可をしてあげることが大切です。

しかし様々な理由で、このブロックが存在している為、外す事が難しい事もあります。そんな時は、インナーチャイルドのセラピーを体験していただく事をお薦めします。