自分を否定する行為は問題解決を妨げる

自分を否定する行為は問題解決を妨げる

もし自分が誤ったことをしてしまったと気づいた時、どんなことを心の中で呟きますか?

『またこんなことをしてしまった』『くそー何やってんだ』と自分を責めますか?
『まあこんなこともあるさ』と自分の否を認めて、どうすれば良いのか考え前に進みますか?

その誤ったことの重大さにもよりますが、もし仮に重大なミスを自分が犯してしまったとしたらどうでしょう?

『ああもうどうにもならない・・・どうしよう、どうしよう』
『こんなことをしてしまうなんて生きていても仕方がない』
『こんなことをする自分じゃ誰も赦してくれないから、一人で抱えていくしかない』
等と思い、落ち込んだり、自分を責めたり、自暴自棄になることに時間を割いてしまうことはないでしょうか?

もしこのように考えることに時間を割いてしまったとすれば、かえって事態を悪くしてしまうことがあるかもしれません。

なぜならば、自分を責めたり、落ち込んだり、自暴自棄になる行為は、自分を否定しているのと変わりないからです。自分を否定すればするほど、実際に起こっている出来事に対して適切な処置をすることが難しくなります。

その結果、必要以上に責任を引き受け過ぎたて自分を雁字搦めにしたり、自分を追い込み過ぎて心身の病を患ったり、或いは自殺したとしても、問題の根本的な解決には残念ながら至ることはありません。

もし自分が何らかの過ち(軽度であれ、重大であれ)を犯したと思ったら、まずはその場に立ち止まって、そこで起きたことをもう一度見直していくことが先決になります。見直すことによって起こっていることを正確に把握することができれば、どう修正していけば良いのかが見えてきます。

私たちが気負つけなくてはならないことは、例え自分が何らかの過ちを犯したとしても、自分をむやみに否定しないということです。それはかえって問題解決を遠ざけ、それに関わる人々が納得のいく結果に到達することを妨げてしまいます。

もし自分が過ちを犯したと思った時は、自分を否定するのではなく、しっかりと反省するところは反省し、迷惑をかけた人々に謝罪すると共に、どのように修正していけば良いのかを、冷静に見つめて答えを導き出していくよう心がけると、その問題の解決が早まるようになるのです。






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Posted by 「ほっ」とTime at 22:11│Comments(0)★心のコラム
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