心理カウンセリング「ほっ」とＴｉｍｅ

インナーチャイルドとは？と聞かれたとき、複雑な側面がいろいろとあって、一言で説明するのはとても難しいと感じます。そこで、何回かにわたって様々なインナーチャイルドの特質に触れていきたいと思います。

まずインナーチャイルドを一般的には、心の中の傷ついた子どもとか、子供の頃に両親に抑圧された思いとか、表には現せない本心の部分とよくいわれています。

例えば子どもの頃、両親の言う事を聞いていないと受け入れてもらえないと感じた時、子どもは自分の本音を心の奥にしまい込み、両親に受け入れてもらうための自分を振舞います（イイ子ちゃんとして振舞う）。こうした事を繰り返しある程度大人になった時に、過剰に適応して溜め込んだ心の中のストレスによって、自分自身の感情や思いをコントロールすることが難しくなってしまうのです。そして様々な症状を呼び起こしていきます。

例えば、人間関係の不和が生じて修正する事が難しくなったり・子ども返りしてやたらわがままになったり、何もしていないのに朝起きると涙が止まらなくなったり、もう死んでしまいたいと思ったり、心身ともに様々な病気を併発したり・・・ｅｔｃ
その人の個性に応じて、様々な症状として現れてくるのです。

このことを改善して行く為には、まず第一に本心の自分を解放する事が大切です。
そして次のようなステップで改善をしていきます。

①溜め込んできた負の感情を吐き出して浄化し、本心の自分自身に気づくこと。
②今までとってきた負の習慣（周囲に過剰適応した様々な態度）に気づいて手放していくこと。
③自分自身の本音で生きる許可をすること。
④本音の自分と対話しながら選択したり行動したりする習慣を身につけていくこと。

④まで進むと自分の思い描いた人生を生きることが可能になります。
今日はインナーチャイルドについての一般的側面について、説明してきましたが、この次はまた別の側面から触れていこうと思います。