どうしてもネガテイブな気持ちが浮かんでくるとき

どうしてもネガテイブな気持ちが浮かんでくるとき

前回の続きです。

どうしてもネガテイブな気持ちや考えが浮かんだり、心がネガテイブの方に傾き続けてしまう場合、その人にはその昔、とても辛かった体験の記憶があるかもしれません。

例えば過去、または幼かった頃に、大切に思っている人から存在を無視されたり、否定されたり、意見や気持ちを尊重してもらえなかったり等、とても辛く心が傷ついた体験をどこかでしているかもしれません。

そしてそのような体験が実は何回か繰り返されていて、その度に辛くなるので、辛く感じる気持ちそのものを麻痺させるようにして、心の奥の方にしまい込み生きてきた歴史があるかもしれません。

世間で言われるようにポジテイブシンキングを心がけ、一生懸命頑張りますが、何かの拍子に過去に受けてきたことと似たような刺激を受けてしまうと、心の底にしまっていたネガテイブな感情や気持ちが噴き出してきそうになることがあります。

そこでこのネガテイブな感情や気持ちを外に出してはいけないと、更に自分自身に強いプレッシャーを掛け、抑圧しようとすると、心が悲鳴を上げはじめ、遂に自分自身を保っていられなくなる状態がやってきます。身体に何らかの症状が現れたり、気持ちが落ち着かず、居ても立っても居られなくなってしまったり・・・

これは、心がバランスを保とうとする働きで、決して悪いことが起こっているわけではありません。
過去に溜めたネガテイブな感情や気持ちを放出させて、均衡を保とうとしているのです。

しかし、ネガテイブな感情や気持ちは決して人に見せてなならないとか、ネガテイブな気持ちを人前で出したら多大な迷惑をかけてしまうので決して出すわけにはいかない等のルールが心の中にあると、放出することが出来ないので、心がどんどんしんどくなって最後には死にたい等と思うようになってしまいます。

これは日本人特有の人に恥をさらすぐらいなら、腹を切って死んだ方がマシだ等と考える昔の風習からくるものもあるかもしれません。

しかしこんな時はどうぞ自分自身と戦うのを辞め、ネガテイブな感情や気持ちがどこから来ているのかを見ていくことを、まずはお薦めします。

一人で行うのが困難な時は、信頼できる誰かを頼るのも良いでしょう。


どうしてもネガテイブな気持ちが浮かんでくるとき



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Posted by 「ほっ」とTime at 23:07│Comments(0)★心のコラム
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