省みること

省みること

私たちは、時折同じような失敗を繰り返すことがあります。
そういえば以前にも同じようなセリフを人から言われたことがあった・・・
似たパターンで人とうまくいかなくなったことがあった・・・
等と思ったことはありませんか?

このようなことが起こる時は、自分の心の中に歪んだ部分があることを示しているかもしれません。それを河原に落ちている石に例えれば、上流から転がってきてだいぶ丸くなっているけれど、それでもまだ尖がっているいびつな部分があるようなものです。

心の中のいびつな部分は、大なり小なりどんな人の中にも存在します。
また扱いようによっては、丸くなるどころか余計尖ってしまう場合もあります。
失敗を苦に自殺してしまったり、やけくそになって人に当たり傷つけてしまったりすること等がこれに当たります。

もしあなたが今、過去にも似た失敗や、うまくいかない出来事に遭遇しているとすれば、自分自身を省みる必要がある時が来ているのもしれません。これを他人のせいにしていたり、状況や環境のせいにしていては、また同じことが繰り返されてしまう可能性があります。

ですのでこのような時は、自分の中の何が繰り返される出来事を引き起こしているのか、しっかりと自分の心の中を観ていきます。この時にうまく出来ない自分や、過ちを犯した自分を責める必要はありません。出来るだけ客観的に観察する姿勢が大切です。

そこで起こっている事実と、それに関わった時の自分の思いをありのままに観ていくことができれば、何がその問題を引き起こしていたかが、段々観えてきます。大概その原因に気付けたときは、「ああ!そういうことだったのか」と心がすっきりしていきます。

もしこのスッキリとした感覚が得られない時(腑に落ちない感覚・自分を責めてしまう感覚・相手を責めたくなる感覚が残っている時)は、まだその真の原因に気付けていないことがあるので、もう一度検証をやり直す必要があります。

その時は様々な角度から観ていくようにします。例えばその問題に関わる相手の視点から観てみたり、問題全体から観てみたりすると良いでしょう。それでも難しい場合は、信頼できる人に相談してこのことを行うことをお薦めします。

何れにせよ、繰り返されている問題を観る時は、「ああ!そういうことだったのか」という気付きが得られるまで、検証を重ねていくことがポイントになります。この気付きが得られれば、その後は同じような失敗をすることが無くなっていきます。

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Posted by 「ほっ」とTime at 06:46│Comments(3)★心のコラム
この記事へのコメント
いつも考えさせられながら、そして心に響かせながら拝見しています。私はパートナーと17年の生活を共にしていますが、今回ほど相手に読んでほしいと思ったことはありません。何故なら自分の振り返りをしないからです。他者に求め自分には求めない人だからです。残念です。
Posted by 紅葉朗 at 2015年11月04日 08:01
自分の気持ちを出すことが少しずつでき始めて・・・ようやく何度もやってくる「お試し」の意味がわかるようになりました。

今度はちゃんと自分の課題に取り組めそうです。

自分の気持ちを丁寧に感じ、感覚を確かめながら課題に取り組んでいこうと思います。
Posted by 華風 at 2015年11月04日 18:13
すべての出来事に自分の心がどう反応しどんな行動をとっているかが重要なのではないでしょうか?感じることは共にいることですから、常にご自身と一緒に在るってことですね。そこにどんな課題があるのか不思議に感じます。皆さんの心の底辺はどんな感じなのか覗いてみたくなります。
Posted by いちにちおもちゃ at 2015年11月05日 00:14
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    コメント(3)