感情記憶と癒しの必要性について

感情記憶と癒しの必要性について

今日は具体的に、心の癒しが必要な場合と、そうでない場合について書いてみます。

一般的に何かショックなことがあって心が乱れ、感情のコントロールが効かなくなってきたり、何とか今まで頑張ってきたけれど、もう我慢の限界で気持ちのコントロールが難しくなった時等に、心の癒しを求めてカウンセリングにやってくる方が多い傾向にあります。

しかし自分自身に癒しが必要なのかどうなのか?
よく解らない方も多いのではないでしょうか?

本当は直ぐにでも癒した方が良いのに、人には頼れないと一生懸命自分で乗り越えようとしている方、なんとなく心がモヤモヤしながら煮え切らない気持ちを持ち続けている方、自分には癒しなど必要ないと思いながら結構傷ついている方等、様々いらっしゃいますが、心が癒されているか、傷ついたままなのかを判別するために、以下の基準に照らし合わせてみると解りやすいかもしれません。

自分の過去の記憶を辿っていって、それが基本的に思い出になっていればその記憶におけるあなたの心は癒されています。この場合、当時はとても辛かったとしても、思い出した時に何も感情的に引っかかるものを感じることが無ければ、癒されている状態といえます。

しかし、記憶を辿っていってそこに・・・
嫌だ!
辛い!
二度と思い出したくない!
知らずに涙が出て来る
眼をそらしたくなる
気が滅入る

等の特にネガティブな感情反応が出てくるようなら、まだ心の整理がついておらず、癒しが必要ということになります。

また、まれに記憶にないことでも、実は心が傷ついている場合があります。
それは古い記憶か、強烈な記憶過ぎて記憶そのものを心が封印してしまっている場合です。

例えば幼児期の記憶や、普段は起こりえないあまりにもショックな出来事を体験してしまったことなどがそれにあたります。

私にも全く覚えていない心の傷がありました。催眠療法で癒しを行った時、2歳の頃近所の子供に殺されそうになった記憶が出てきて、涙と共にその感情記憶が洗浄されていきました。

それまでの私は、自分より大きく強そうな男性を見ると異様な緊張感や恐れを感じることが多く、何故なのかなと疑問に思っていました。しかしそれはこんな幼児期の体験にあったのだと解り、それ以来自分より大きく強そうな人を見ても、よっぽどでなければ異様な緊張や恐れの反応をしなくなりました。

もしあなたがある特定の状況で繰り返し感情反応が起こるようであれば、何らかの感情記憶が潜在意識の中にあるということを示しています。

身に覚えがあってもなくても、過去の記憶を辿った時に何かネガテイブな感情反応が出てくる時や、何らかの現実の状況の中でネガティブな感情反応を体験しているとすれば、それは心が傷ついたままになっていますよというサインでもありますので、必要を感じたら積極的にその部分の癒しに取り組むことをお薦めします。

感情記憶と癒しの必要性について



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Posted by 「ほっ」とTime at 22:30│Comments(0)★心のコラム
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