ありのままの自分で本当に良いの?
ありのままの自分で本当に良いの?
近頃「♪ありのままの・・・」のフレーズで歌が流れているのをよく耳にします。
よく世間ではありのままのあなたを表せばよい・・・
ありのままの自分で良いのだ・・・
等と言われますが、本当にそうなのでしょうか?
ありのままの自分を表したところ、人から白い目で見られたり、
かえって距離を置かれるようになった経験をしている方は実は多いのではないでしょうか?
私のカウンセリングルームにいらっしゃる方々の中にも、自分の気持ちをそのまま表現した結果、批判されたり、否定されたりして傷ついいた経験をされた方は多くいらっしゃいます。
私が見るに、平均的日本人の心は、ありのままのその人を受け入れるほど、成熟しているとは言えないというのが現状だと思われますし、また表現する方にも同じことが言えると思います。
例えば、
・あの人が憎たらしいので殴ってやりました。
・気にいらない人には、無視をするようにしています。
・あの人にされたことが許せないので、その人が一番嫌がることをしてやりました。
・妻よりも(または夫よりも)好きな人が出来たので、その人と付き合っています・・・
これらはみなその人その人が、心の中にある思いをありのままに表現したことでもあります。
皆さんはこのようなことを言う人を目の前にしたら、どう思われますでしょうか?
本当にありのままで良いと思えますか?
人には感情がありますので、ついカッとなって暴言を吐いたり暴力をふるってしまったり、
悲しみに暮れて人生を見失ったりしてしまうことが時として起こります。
しかしその感情や思いに飲み込まれて行動を起こしてしまった時は、後で後悔する結果となることが多いものです。
(例えば、寂しさゆえに付き合った彼が親しくなってみるとDVだった等)
ではこのような時、ありのままの自分をどうすれば良いのでしょう?
ありのままの自分を表現することと、ありのままの自分を認めることとは大きく違います。
ありのままを表現すると上記の例のようなことが起こる可能性がありますが、ありのままの自分を認めるという場合は、上記のような思いを持った自分自身を認めるということになりますので、結果は違ってきます。
例えば
・あの人を殴ってやりたいほど憎んでいる自分がいます・・・
・妻(夫)以外に心が引かれる人がいる自分がいます・・・
これならば、まだ対処のしようがあります。
こうした自分の心と向き合いながら、どうするのがベストなのかを見出していくことが出来るからです。
ですので何らかのネガティブな思いが心の中にある場合、ありのままの自分を表す前に、ありのままの自分自身をよく観察することから始めることをお勧めします。基本的にはありのままで良いも悪いもないのですが、ありのままの自分が思っていることをじっくり感じながら、「どうしてそんな風に思うようになったの?」「何がそんなに〇〇なの?」等と、問いかけてみると良いでしょう。
秩序を乱す非社会的な思いや反社会的思いの裏側には、必ず何らかの過去の挫折や、自我特有の解釈があったりしますので、自分自身とじっくり対話を行い、今の自分の気持ちを起こしている本音の部分と触れ合えるまで、向き合ってみるようにしてみてください。そうすることで、本質の自分(本当の本音)が望む方向性が見えてくるようになり、とても気持ちがスッキリするようになります。
人間的な成長は、こうした本心と向き合う対話から始まります。
➡

よく世間ではありのままのあなたを表せばよい・・・
ありのままの自分で良いのだ・・・
等と言われますが、本当にそうなのでしょうか?
ありのままの自分を表したところ、人から白い目で見られたり、
かえって距離を置かれるようになった経験をしている方は実は多いのではないでしょうか?
私のカウンセリングルームにいらっしゃる方々の中にも、自分の気持ちをそのまま表現した結果、批判されたり、否定されたりして傷ついいた経験をされた方は多くいらっしゃいます。
私が見るに、平均的日本人の心は、ありのままのその人を受け入れるほど、成熟しているとは言えないというのが現状だと思われますし、また表現する方にも同じことが言えると思います。
例えば、
・あの人が憎たらしいので殴ってやりました。
・気にいらない人には、無視をするようにしています。
・あの人にされたことが許せないので、その人が一番嫌がることをしてやりました。
・妻よりも(または夫よりも)好きな人が出来たので、その人と付き合っています・・・
これらはみなその人その人が、心の中にある思いをありのままに表現したことでもあります。
皆さんはこのようなことを言う人を目の前にしたら、どう思われますでしょうか?
本当にありのままで良いと思えますか?
人には感情がありますので、ついカッとなって暴言を吐いたり暴力をふるってしまったり、
悲しみに暮れて人生を見失ったりしてしまうことが時として起こります。
しかしその感情や思いに飲み込まれて行動を起こしてしまった時は、後で後悔する結果となることが多いものです。
(例えば、寂しさゆえに付き合った彼が親しくなってみるとDVだった等)
ではこのような時、ありのままの自分をどうすれば良いのでしょう?
ありのままの自分を表現することと、ありのままの自分を認めることとは大きく違います。
ありのままを表現すると上記の例のようなことが起こる可能性がありますが、ありのままの自分を認めるという場合は、上記のような思いを持った自分自身を認めるということになりますので、結果は違ってきます。
例えば
・あの人を殴ってやりたいほど憎んでいる自分がいます・・・
・妻(夫)以外に心が引かれる人がいる自分がいます・・・
これならば、まだ対処のしようがあります。
こうした自分の心と向き合いながら、どうするのがベストなのかを見出していくことが出来るからです。
ですので何らかのネガティブな思いが心の中にある場合、ありのままの自分を表す前に、ありのままの自分自身をよく観察することから始めることをお勧めします。基本的にはありのままで良いも悪いもないのですが、ありのままの自分が思っていることをじっくり感じながら、「どうしてそんな風に思うようになったの?」「何がそんなに〇〇なの?」等と、問いかけてみると良いでしょう。
秩序を乱す非社会的な思いや反社会的思いの裏側には、必ず何らかの過去の挫折や、自我特有の解釈があったりしますので、自分自身とじっくり対話を行い、今の自分の気持ちを起こしている本音の部分と触れ合えるまで、向き合ってみるようにしてみてください。そうすることで、本質の自分(本当の本音)が望む方向性が見えてくるようになり、とても気持ちがスッキリするようになります。
人間的な成長は、こうした本心と向き合う対話から始まります。
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Posted by 「ほっ」とTime at 10:05│Comments(0)
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