学校へ行きたくない・・・息切れする子供たち

学校へ行きたくない・・・息切れする子供たち

親にあまり手をかけなかった子が、ある日学校に行きたくないと言い出し、
その内本当に行けなくなってしまうというケースがよくあります。

こうした子供たちに、小さい頃の話を聞くと、
月曜から金曜まで塾に通っていた・・・
お母さんの言うことを一生懸命聞いてきた・・・
お父さんとはほとんど口をきいていない・・・
両親が何かと大変そうなので迷惑をかけないようにしてきた・・・
等と話します。

小さいころから親の期待に応えようと、また親に迷惑をかけまいと頑張った子供は、大人になる直前に息切れしてしまうことがあります。また大人になってから急に息切れしてしまうケース等もあります。

共通していえることは、自分自身の気持よりも、周囲の期待や考えに自分を合わせて生きてきたということです。
それゆえ、自分という存在に根を張ることが出来ず、常に他人の目を意識して生きなければならなかった・・・そうし続けていくことに疲れてしまい、エネルギーが枯渇している状態なのです。

こうした問題が起こった時には、すぐに学校に行かせようと急かすのではなく、その子の問題の根本としっかり向き合うことが大切です。また周囲の人に合わせて心が疲弊している状態でもあるので、心を休息させる時間も必要です。

また子供への触れ合い方としては、純粋な関心(価値観や考え方を押し付けない)を向け、子供の気持ちを丁寧に聴くことが基本になります。

そうしていく内に子供が本心を語るようになったら、しっかり受け止めて、心から尊重してあげましょう。そうしたことの繰り返しが子供に元気と勇気を与えていきます。焦って結論を急いだり、無理に前へ進ませようとすることは、決して良い結果には結び付きませんので、じっくり待ちながら根気強く取り組んでいきましょう。

そして、これからどう進んでいくことが今の本人にとってベストなのかを、自分の価値観や世間の常識は脇に置いて、子供と共に見つけていくようにします。そこには私たちが思っているより素晴らしい宝物が眠っているかもしれません。

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Posted by 「ほっ」とTime at 11:03│Comments(0)★心のコラム
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