何をしたいかわからないとき2

何をしたいかわからないとき2

前回のコラムで書いた、大事な選択(職業の選択・結婚・離婚・これからの進路を決める様々な選択)をしなければならないのに、自分が何をしたいかわからない・・・答えを出そうとしても一向に浮かばない・・・

このような心の状態になってしまう背景と、改善のヒントについて今日はお話ししたいと思います。

自分が何をしたいのか解らない・・・
いつまでたってもその答えを見いだせない・・・

このような悩みに陥る場合、何か過去において完結されていない人間関係の問題があることが多いものです。しかしそれは、はっきりと認識されていることは少なく、なんとなく心がモヤモヤしているとうい感じで存在しています。

例えば、
★母親からもっと愛されたかったのにどうして私を愛してくれなかったのという思いが心の中にある・・・
★家族から認めてもらえていないという思いがある・・・
★夫に言いたいことがあるが、遠慮してしまって言えないでいる・・・
★夫や両親に解ってもらいたいと思うことがあるが、どうせ解ってもらえないとあきらめている・・・
★妻や子供には迷惑をかけられないと一人で苦労を背負ってしまっている・・・
★家族の中に自分の存在価値を見いだせずにいる・・・
★家族からは理解してもらえない気がしてしまう・・・
★両親やパートナーに対してもっと自分に関心を示して欲しいと心密かに思っている・・・

等、家族を中心とした身近な存在との間に、本当の意味での信頼関係が築けていない場合、自分のしたいことが見えてこないという傾向があります。

人間にとって家族や身近な人との信頼関係は、建物でいえば土台、木でいえば根っこになります。土台や、根っこがしっかりしていないと、それらは台風や地震が来た時に簡単に倒れてしまいます。

ですので身近な人と信頼関係を築けないでいる人には、常に生きる不安が付きまとう傾向があります。

一人ぼっちになったらどうしよう・・・
いざとなったら誰も私を助けてくれないのでは・・・
いつか周囲の人は私に愛想を尽かすにちがいない・・・

等というような思いが心に過ることがあるからです。

このように安心より不安の度合いが強いと、人間は建設的・創造的な考えが浮かび難く、自分のやりたいことにすら意識を持っていくことが難しくなります。

自分が何をしたいのかわからないという感じが続く場合には、一度身近な人との人間関係を見直し、互いに信頼し合える(または尊重しあえる)関係に構築し直すことを優先させる必要があるかもしれません。

何をしたいかわからないとき2
            夕暮れの支笏湖


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Posted by 「ほっ」とTime at 17:30│Comments(0)★心のコラム
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