無関心がもたらす精神的ダメージについて

無関心がもたらす精神的ダメージについて

★無関心がもたらす精神的ダメージについて
《この内容は7月18日のワークショップ「精神的自立を妨げる人間関係の秘密」で扱った内容の一部です。》

無関心とはただ単に関心がないということだけではなく、精神的に無関心であるということも含まれます。

例えば三食の食事や、物理的なものは普通に与えるけれど、子供の心や気持ちに無関心で、親身に話を聴くことをせず、また子供が様々な感情(喜び・悲しみ・怒り・寂しさ)を表現していても、それにとりあおうとしないばかりか禁止してしまうなど、子供の個性や本質に関心をはらうことをしない場合です。

このように無関心な親に育てられた場合に、子供は次のようなことを経験するようになります。

・反抗期がむかえられない
・自分の感情がよくわからない
・孤独感が強い
・自分の存在に意味を見いだせない・存在する理由が分からない
・人から強い注意や関心を得ようとして、うまくいかず傷ついてしまう。
・一生懸命人の期待に応えようとして、自分を見失う

子供の頃に親からの無関心を体験すると、心にぽっかり穴が開いたような状態になります。その穴を何か別のもので埋めなくてはならないという無意識の衝動に駆られ行動していきますが、その結果物事がうまくいくということはありません。そしてうまくいかない経験を積み重ねることで、更に心が傷ついて、自分ではどうにもならないような状態に陥ってしまうことがあります。

こうなると人といることや、人間関係を構築していくことに恐れを感じ、できるだけ他人と関わらないようにして生きるようになるか、環境にある程度恵まれている(両親と共に生活できる環境等がある)人は、引きこもるようになります。

つまり子供の頃親からの無関心を経験した人は、他者との心地よいコミュニケーションをしながら、エネルギーの循環をさせることが難しくなってしまうのです。こうした状況から抜け出していくためには、まず自分自身の心の声を聴くようにして、それを表現していくことが第一歩になっていきます。

無関心がもたらす精神的ダメージについて
        日光:滝尾神社にある酒の泉


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Posted by 「ほっ」とTime at 21:45│Comments(0)★心のコラム
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